by Yui Takagi
第2ラウンドは、ともに20世紀から戦い続ける古豪の闘いをみてみよう。
菅谷裕信は構築戦で主に白いデッキを駆りアジアを主戦場にするプレイヤー、これまでに2度グランプリを制した男。
先週のプレ裏スタンダードで使用した白赤ビートダウンをチューンして今日を迎えた。
一方、プロツアーベスト8にこれまで4回入賞した「チーム宗男」の末裔・有田隆一は現在こそ一閃は退いたものの千葉の若手育成に貢献している。
赤黒コントロールデッキで受けて立つ。
白虎が噛み砕くか、青龍が受け止めるか…?
GAME1
先手の菅谷はマリガンで6枚に手札を減らしての発走。一方の有田は初手に満足し7枚で迎え撃つ。
菅谷は第1ターン《感動的な眺望所/Inspiring Vantage(KLD)》セットから《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar(KLD)》、第2ターン《スレイベンの検査官/Thraben Inspector(SOI)》と展開する。
有田は2ターン目《面晶体の這行器/Hedron Crawler(OGW)》で盤面を作りに行くが、
菅谷は第3ターン《模範操縦士、デパラ/Depala, Pilot Exemplar(KLD)》で休む暇も与えない。有田のライフは3ターンで12にまで低下した。
一方の有田は《面晶体の這行器》をさらに2体出すことしかできない。
菅谷は《経験豊富な操縦者/Veteran Motorist(KLD)》を繰り出し占術し、《模範操縦士、デパラ》が攻撃の際にマナを支払うとドワーフ2枚が手札に入る。リソースの尽きない激しいビートダウンに有田は膝をついた。
菅谷1-0有田
GAME2
今度は有田が《発明者の見習い/Inventor's Apprentice(KLD)》《面晶体の這行器》で先行する。
しかし後続が続かず、さらに菅谷の《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》から《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》の少し肉厚な反撃に、たちまち防御線に回ることとなる。
有田は第4ターンに《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》を放つが、菅谷のハンドに《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》に《石の宣告/Declaration in Stone(SOI)》が2枚。とりあえず《石の宣告》を抜くが、《難題の予見者》の除去されることが確定し、有田のため息が漏れる。
菅谷は台本通り《難題の予見者》を《石の宣告》し《屑鉄場のたかり屋》を《密輸人の回転翼機》に搭乗させクロック刻む。ライフは有田が11、菅谷が14。
有田は手がかりトークンを生贄に捧げるが、何も進展なし。
菅谷は《模範操縦士、デパラ》を繰り出し搭乗させ、(搭乗させる際に2枚ライブラリーを見るが何も獲得なし)《屑鉄場のたかり屋》、飛行機械との3体攻撃。
有田は《密輸人の回転翼機》を《本質の摘出/Essence Extraction(KLD)》で撃墜させようとしたが、《模範操縦士、デパラ》の効果で《密輸人の回転翼機》が4/4になっていることを失念しており、効果的な捌きができないことを確認した有田は、ここで潔く矛を収めることになった。
菅谷2-0有田
菅谷Win!
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